Like a Rolling Stone〜転がる石のように

湘南在住。心理カウンセラー新居が自由に気ままに感じたこと、カフェ会やセミナー情報を発信しています。

どんな気持ちで、、、

 

どんな気持ちでいるんだろう、、、

 


徒然になるまま父へ


あのとき送るなら
伝えるなら今しかないと思って
父に書いたメール。


その出だしは、、、


「お父さん、僕はあなたが大嫌いだった。」


出来ないと口より手をあげる。
鈍いと極真で鍛えた拳骨か飛んでくる。
そんな父を見て、母はよく言っていた。


「手を出さなければなぁ、、、」


スイッチが入った父に、母が口をだすと決まって


「黙ってろ!」


時が流れ7つ離れた弟が中学に
僕とは真逆のヤンキーで、いつも母は泣いていた。


父の仕事も決して軌道に乗ってたわけでなく
そして母の美容院も同じように、、、


厳しい暮らしの中、懸命に生きていたんだなぁと
今なら分かる。
しかしまだあの当時は腑に落ちないことだらけ。


そんな日々、母に生活費を出し渋る父、自分の好きなものは躊躇なく買うのに、、、


あるときから、父をどんどん嫌いになってく自分がいたよ。親戚中の人からも父のお金の汚さの話を聞き、いつしか勝手にソレを信じて、、、 


そして


「母も弟のことも、もちろん僕のことももしかしたら好きなんじゃないか?」


と感じていた。


東京へ出てから
Uターンで郷里に戻っても
家庭をもって行き来が増えても


そのメールの返事が来るまで
そこの溝が埋まらなかったな、、、

 


その返事に書かれてたのは


初めての経験の連続の中
父なりに必死に生きていたこと。
表現力ない言葉でしかなかったこと。
父なりのベストで家族のことを考えて
母を誰よりも愛していたこと、、、


僕も父が大好きだった幼少期を思い出せたよ。
お母さんだらけの授業参観にビシッと決めたスーツでいつも来てくれてたこと。
運動会も一緒に参加してくれたこと。
少年野球を始めたとき
誰のより高いグローブとバットを揃えてくれたこと。
ジーンズ👖が履きたいと言った小4の僕に
迷わずリーバイスを買ってくれたこと。
星に興味を持てば、天体望遠鏡
Bob Dylanを聴き始めたら
ギターと Dylanの武道館講演チケットを、、、


僕は、誰より愛されていた。

 


ただ表現力が下手な父
ただ伝えることが苦手な父
恥ずかしがり屋な父
後ろから見るとシャンプーの🧴ボトルのように
首がない父、、、


僕は、そんな父が好きだった。

 

 


なにもしてもらってないように感じるけど
溢れるほどの愛を与えてもらっている。


愛されてないように見えて
みんな、愛されている。

 


ただ
表現力不足だったり
伝えられなかったり
平然としてるように見えて
踠いてたり、躊躇したり

 


悪気もなんもなく
みんな初めての経験で
必死にマイベストで選択しただけで、、、
 
 


対立してるあの人は、、、


迷ってないだろうか
悩んでないだろうか
言葉足らずじゃないだろうか
表現が下手じゃないだろうか
口下手じゃないだろうか
勝手に思い込んでないだろうか


どんな気持ちなんだろう?
 
 


ってことで、、、


溢れるほどの愛をありがとう、父さん🙇‍♂️💓

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