Like a Rolling Stone〜転がる石のように

湘南在住。心理カウンセラー新居が自由に気ままに感じたこと、カフェ会やセミナー情報を発信しています。

周りの音、ちゃんと聞えてますか?

 

「周りの音、ちゃんと聞こえてますか?」


人は、1日に5万回も
あれこれと心のなかで考えていると言われていますよね。

 そのほとんどが
 過去の過ちを悔やんでいたり
 未来に不安を抱いてみたりと

いつも意識が「過去」と「未来」に向いている。

今、あなたにどんな悔やむ過去がありますか?

 

 「もっと勉強しておけば良かった。」
 「好きなところに旅しておけば良かった。」
 「ちゃんと謝れば良かった。」
 「素直な気持ちを伝えとけば良かった。」
 「もっと好きなことやれば良かった。」

まだまだ色々他にもあるかもですね。

そして人は、同じような出来事に出くわすと
今まで忘れていたその過去を思い出したりしてしまうんですね。

過去とは
 「過」ぎ
 「去」ったと書くんです。

そう過ちは、去ったものなんですね。
そして
その過去の出来事は、すり替えることや無かったことにはできないんですね。
そう、どうにもならないことなんですね。

誰にもどうにもできない出来事なら、考えても仕方ない。
誰にも変えることはできない。

悔やんだりやり直したと思ってしまうのは仕方なくても
自責したり、反省したりする必要は全くないんですね。

そういう過去があった。
その事実だけでいいんですね。

誰もその事実を変えることはできないんだから。

今、あなたにどんな不安な未来がありますか?

 

 「振られたらどうしよう?」
 「クビになったらどうしよう?」
 「子供が巣立ってしまったらどうなるんだろう?」
 「これからどうなるんだろう?」
 「お金がなくなったらどうしよう?」
 「病気になったらどうしよう?」
 「独りになったらどうしよう?」

などなどこちらもたくさん出てきそうですね。

しかしそれは、まだ現実に起きていないのに過ぎ去った過去の嫌な記憶から
人は、未来を不安だらけに変えてしまうんですね。

 「未」だ
 「来」ていないと書いて未来なのに。

そう、その不安に思うことは未だ来ていないものなんですね。
まだ来ていないものは、やはり誰にもどうすることも出来ないですよね。

どうすることも出来ないものを、考えている時間は勿体無いですね。
大概のことは、起きてから何かを考えても間に合うんですよね。

どうにもできないものは、誰がやってもどうにもならない。

一休さんじゃやないけど、屏風の中から虎を出してもらわなきゃ捕えることはできないんですね。

過去や未来にとらわれないで生きていくにはどうしたらいいでしょう?

 

今とは…、そう「現在」ですね。
 「現」実に
 今ここに「在」るのが現在ということです。

過ぎ去った過去の過ちや
未だ来ていない未来に不安を抱いているということは
あなたの心が「今」ここにいないということなんですね。

どんなに努力しても、頑張ってみても
色々な学びをしても、
過ぎ去ってしまったものは変えられないし
未だ来ていないものもどうにもできないんですね

ただ、たったひとつだけどうにかできるのは

「今」だけなんですね。


人は、心が過去や未来にとらわれている時、自分の周りの音すらも聞こえなくなっていることが多いんです。

呼吸=息です。

「自分」の「心」と書いて息(呼吸)

過去と未来に囚われて、色んなことを思考しているときは
目を緩く瞑り、ゆっくりと呼吸してみてください。
そしてその呼吸に集中だけすると「今」に集中できます。

街の雑踏や鳥の囀りさえ音楽に聞こえたり
季節の匂いや風の優しさを感じたりと
今まで気が付かなかったものを身体全体が、そして心が感じてくれ始めます。

もしあなたが、過去や未来に心を奪われているのを感じたら
まず、深い深呼吸をして周りの音を感じてみてください。

そうやって、心を「今ここに」戻してみよう!

英語で
 「過去」は、「Past」
 「未来」は、「Future」
 「いま」は、「Present」というんですね。

 

あなたが
わがままに
なんでも自由に好きにしていいよっていう 
神様からのギフト(Present)が「今」ということですね。


さぁ、ゆっくり深呼吸をして今この瞬間を感じてみましょう!